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静学ブログ

2014年11月21日
【Vol.14】新!静学からの挑戦状(解答)
(解答例)
 「豊かさ」と言っても「経済的な豊かさ」、「物の豊かさ」、「知識の豊かさ」、そして「心の豊かさ」、あるいは「感性の豊かさ」などもあるでしょう。「本当の豊かさ」とはどんなことを言うのか、というのが最終回の問題ですが、皆さんは、その前に「豊かさ」とは何か、どの様な状態のことをいうのだろうか考えたでしょう。辞書で調べると「必要なものが十分満たされた上に、まだゆとりが見られる様子」(三省堂国語辞典)とありました。

 私の出題の意図は、もちろん「自分の幸せな人生にとって・・・」「本当の豊かさ」とは何かを考えてほしいということにありました。

 私が考える「本当の豊かさ」とは「他の人のことを思いやること」「与えること」「助け合うこと」、それができることではないかと思うのです。人間は「自己中心」です。どんなに立派な人間であっても「エゴイズム」=「自分さえ良ければよい」という考えに陥りやすいのです。「向こう三軒両隣」とはご近所のつきあいを大切にすること、互いに助け合うことの大切さを教えています。皆さんに私の大好きないくつかの言葉を紹介しましょう。

①主よ、慰められるよりも慰め、理解されるよりも理解し、愛されるよりも愛することを求めさせてください。(アッシジの聖フランシスコの祈り)

②人生で最後に残るのは、集めたものではなく、与えたものである。(ジェラルド・シャンドリー)

③肝(ちむ)ぐりさ(沖縄の方言)・・・「人の痛み悲しみに同情するのではなく、その悲しみや痛みを自分のこととして共に負う」という意味

④東に病気のこどもあれば 行って看病してやり 西につかれた母あれば 行ってその稲の束を負い・・・(宮沢賢治 雨にも負けず)

 私はこのようなことが実行できる人は本当に豊かな人だなと思うのです。与えること、愛すること、人の苦しみを負うこと、によって自分が豊になり幸せを感ずるのです。「私はそういうものになりたい」と思います。

 これで今年度の「新!静学からの挑戦状」も終わりです。少し寂しい思いもしますが、皆さん、楽しいお正月を迎え、また本校受験のために頑張ってください。

 Merry Christmas and Happy new year!
2014年11月10日
【Vol.14】新!静学からの挑戦状
  皆さんお元気ですか。あっという間に今年も2ヶ月を切ってしまいました。私と君たちが続けてきた「新!静学からの挑戦状」も今回が最終回です。ぜひ多くの皆さんに挑戦して欲しいと思います。では問題を出しましょう。

【問題】
 「豊かさ」ということを今回のテーマにします。

 あなたは豊かですか?日本は豊かですか?お金ということを考えると、現代は「貧富の差」、よく格差と言われますが、その格差が日本でも世界でも広がっているという事実がありますね。でも、「お金があるから自分は幸せ」と言えるかと考えれば、「お金があっても不幸せ」という人もいれば、「お金がなくても幸せ」という人もいますね。豊かであることは幸せなことだと思うのですが?

 さあ、皆さん考えてください。「本当の豊かさ」 とは、どんなことを言うのでしょうか。あなたの考えを600字以内で述べてください。

    さあ、皆さん、これで最後です。皆さん自身の考えを私に答えてください。お待ちしています。


下記の方法でお送りください。※氏名、住所、電話番号も記載してください。

①FAX(054-200-0195)

②メール(info@shizugaku.ed.jp

③郵送(〒420-0833 静岡市葵区東鷹匠町25 静岡学園中学校・高等学校)
2014年11月10日
【Vol.13】新!静学からの挑戦状(解答)
【問題1】

(1)ステップ1
カードが1回ごとのシャッフルでどのように動くのか考えてみましょう。

Q14-1

この動きは何を意味しているかを考えましょう。

1回のシャッフルで、
 1番目のカードは動きません
 2番目のカードは3番目に
 3番目のカードは5番目に
 4番目のカードは7番目に
 5番目のカードは9番目に
 6番目のカードは2番目に
 7番目のカードは4番目に
 8番目のカードは6番目に
 9番目のカードは8番目に
 10番目のカードは動きません

(2)ステップ2
この動きを次のような図に表します。

Q14-2
この図からカードの動きがわかります。

①1番目と10番目のカードは何回やっても動きません。
②2,3,5,6,8,9番目のカードは、どのカードも2→3→5→9→8→6→2→3→・・・の順で動き、どのカードも6回目ごとに元に戻ります。
③4,7番目のカードは4→7→4→7→・・・、すなわち2回目ごとに元の位置に戻ることがわかります。

①,②,③のことから、10枚すべてのカードは、6回目ごとに元の位置に戻ることがわかりますね。


【問題2】
同じように考えてみましょう。

(1)ステップ1
Q14-3

(2)ステップ2
この動きを次のような図に表します。

Q14-4

この図から、カードの動きがわかります。

①1,8はやはり何回やっても動きません
②2,3,5は、この3つだけで動き、2→3→5→2→3→5→・・・の順で動き、どのカードも3回目ごとに元の位置に戻ります。
③4,6,7は、やはりこの3つだけで動き、4→7→6→4→7→6→・・・の順で動き、どのカードも3回目ごとに元の位置に戻ります。

①,②,③のことから、この場合は3回目ごとに6枚すべてのカードは元の位置に戻ることがわかります。
2014年10月21日
次回出題に関するお知らせ
 石田校長が10月25日から本校と交流協定を結んでいる中国・緑城育華学校の国際文化祭に参加するため、10月30日(木)に予定していた「静学からの挑戦状」の更新はありません。

 本年度最後となる次回出題は、11月10日(月)を予定しています。
2014年10月20日
【Vol.13】新!静学からの挑戦状
 皆さん、お元気ですか。先日のプレテストはいかがでしたか。学校説明会でのトランプの手品は初挑戦でした。残念ながら失敗してしまいました。

 今回の挑戦状は、トランプの問題です。トランプのカードを混ぜ合わせることを「シャッフル」といいます。その方法には、いろいろな方法があります。代表的なシャッフルの方法として、「カードを半分ずつ両手に持ち、パラパラと交互に落としていく方法(図)」がある。

Q13-1



Q13-2

【問題1】
 10枚のカードを何回か続けてアウトシャッフルすると、必ず元のカードと全く同じ順番になります。さて、何回で元にもどるでしょうか。

 そして、ではなぜ元にもどったのですか。その理由を説明してください。


【問題2】
 8枚のカードを同じように続けてアウトシャッフルすると、何回で元の順番にもどりますか。そして、それはなぜですか。理由を説明してください。
2014年10月20日
【Vol.12】新!静学からの挑戦状(解答)
 ICT教育の世界においても、教育機器として情報機器をツールとして使い、授業や自主学習さらに調べ学習などに利用するのは当たり前になっています。これからの世界ではこのような情報機器を活用する授業はさらに増えていくでしょう。しかし、情報機器を活用した事件や犯罪が毎日のように報道されたり、学校の中でもいじめ等の深刻な問題をさらに陰湿で見えにくくし、問題解決が困難になっていることも事実です。学校は必死になってそのようなことが起こらないように「情報倫理教育」をも推進していますが、倫理の問題は「心の問題」であり、「約束事=規則」だけで防ぐことが困難な問題です。だからこそ被害者が出ないように個人の所有物としてスマートフォン等の持ち込みを禁止している学校も多くみられます。そこで【Vol.12】の問題になりました。

 はっきり言えばこの問題には答えはありません。学校が禁止すれば「・・・だから条件付きでよいから認めてほしい。」という意見が出され、「このような条件を守れば認めますよ。」と許可をしても残念ながら100%守られるという保証はありません。そして小学生の段階では、どんなにひどい事件が起きても児童自身が責任を負うことは無理でしょう。いや中学生でも同じです。では高校生が条件付きで(例えば教師の見ている前での使用、学校外での使用、家庭との連絡だけなど)持ち込みを許可されている学校もありますがなぜでしょう。

 高校生になれば自己判断力、自己抑制力、危険性に対する知識、倫理観などが身についてくるから学校も信頼をして許可をします。そのような機器を自由に活用して豊かな生活に利用できる「社会」に出る時が近づいているということもあります。

 小中学生の時代ほど良い人間関係を学ぶ時はありません。小学生はまだまだ精神的に未熟な年齢であり時期です。だからこそむしろ人間関係を上手に築くための基本「Face to Face」での関係づくりを実践し経験を積んでほしいと思います。目を見て話し合って相手の心に思いを寄せてほしいと思います。
2014年10月10日
【Vol.12】新!静学からの挑戦状
 先日、日本人研究者3人のノーベル物理学賞受賞という、うれしいニュースが飛び込んできて日本中をわかせました。特に静岡県出身者は初めてということで、3人の中の天野浩先生の受賞は県民にとって大きな夢と希望を与えてくれました。実は、私が浜松西中学・高等学校の校長をしていたとき、天野先生を講演者としてお呼びし、生徒たちに発光ダイオードのお話しをして頂いたこともあり、私も大喜びでニュースを聞きました。天野先生のインタビュー「なぜ研究者になったのですか」の答えの中にも、「人のためになることをしたい。」という言葉がありました。山中伸弥先生も同じですね。

 さて、問題に入りましょう。人間は多くの素晴らしい発明をし病気をなくしたり、生活を便利にしてきました。特に情報通信機器のめざましい発達がグローバルな社会へと社会を変えてきています。コンピュータが普及し、タブレット型の端末もどんどん変化してきています。スマートフォン、腕時計やめがね型の端末、革命的な進歩ですね。さて、小学生や中学生だけではありませんがSNS等のマイナス面もあり使用を禁止する学校もあります。

 そこで問題です。中学生の使用について考えてください。君が通う中学校は携帯電話およびスマートフォンの持ち込みを禁止することになりました。

 君はそのことに賛成ですか。反対ですか。賛成か反対かを明確にし、どうしてそのように考えるのか君の考えを600字以内で書いてください。


下記の方法でお送りください。※氏名、住所、電話番号も記載してください。

①FAX(054-200-0195)

②メール(info@shizugaku.ed.jp

③郵送(〒420-0833 静岡市葵区東鷹匠町25 静岡学園中学校・高等学校)
2014年10月10日
【Vol.11】新!静学からの挑戦状(解答)
問題の前の説明文と問題文をしっかり正確に読み、理解できた人は案外スムーズに正解を導き出すことができました。

 27の次に小さな27で割り切れて81で割り切れない数は「20000007」です。

 ところで、「では10番目に小さな数は何ですか?」と聞かれたら、皆さんはどのように正解を導きますか?解答例をよく理解してください。

a×a×a×・・・×a=anと書くとします。
さて、
200・・・・・07=200・・・・・0+7
=2×10n+1+7=2×[(10n+1-1)+1]+7
=2×(10n+1-1)+2+7
=2×999・・・・9+9
=2×9×111・・・・・1+9
=9(222・・・・・2+1)
=9×222・・・・・・23です。

この式は何を意味しているかというと、「200・・・・・07」という数を9で割った商が「222・・・・・23」になるということです。
とすれば、問題の27で割り切れて81で割り切れない数を探すには、すでに9で割っているので、222・・・・・23の各位の数の和=2n+3が3で割り切れて、9で割り切れない「n」を探せばよいことになります。

2n+3が3で割り切れるということは、2n+3=3m、
すなわち
2n=3m-3=3(m-1)となりますから、nは3の倍数でなければいけないことがわかります。
(ちょっと難しいですが考えてください)

そこで下の表を作ります。

Q11a

いかがですか。
これで10番目に小さな数も分かりましたね。

では、vol.12への挑戦待っています。

2014年09月30日
【Vol.11】新!静学からの挑戦状
 さて、皆さん、「倍数の判定法」というのを知っていますか。例えば、ある自然数nが2の倍数かはどのようにして判定しますか。

 「そんなの簡単!一の位の数が2の倍数になっていればいい!」 

 その通り簡単ですね。では、3の倍数はどのようにして判定しますか?知っている人、知らない人もいるかもしれませんね。

 結論は「自然数nがmケタなら、各位すなわち一の位、十の位、百の位、・・・10m-1の位の数の和が3の倍数になっていればいい!」です。なぜだろう。不思議ですね。

例えば、4ケタの数「3234」を考えましょう。

4+3+2+3=12で3で割り切れるので、「3234」は3の倍数です。

実際に3234=3×1078となりますね。

100=10×10=102(10の2乗と読みます)
1000=10×10×10=103(10の3乗と読みます)

3234=3×103+2×102+3×10+4です。

少し変形してみましょう。

=3×(103-1+1)+2×(102-1+1)+3×(10-1+1)+4
=3×(103-1)+3+2×(102-1)+2+3×(10-1)+3+4
=3×999+2×99+3×9+3+2+3+4(※)
は3の倍数ですから、3+2+3+4(各位の数の和)が3の倍数なら良いですね。

<発見>
(※)の式の変形を見ていると、次の発見があります。
「あ!これは9の倍数の判定にも使える」、そうです。

  は9の倍数でもあるので、9の倍数の判定法は、3の倍数の判定と同じく、「各位の数の和が9の倍数になっていればいい!」です。

【問題】
 27、207、2007、20007、・・・のように、先頭が「2」で、末尾が「7」、間はすべて「0」である整数はすべて上記に示した9の倍数の判定法により、一目で9の倍数であることがわかります。

 では、これらのうち、27=3×9で割り切れるが、81=9×9で割り切れないものを考えてください。その中で、最も小さな数は「27」ですが、次に小さな数は何ですか、答えてください。

下記の方法でお送りください。※氏名、住所、電話番号も記載してください。

①FAX(054-200-0195)

②メール(info@shizugaku.ed.jp

③郵送(〒420-0833 静岡市葵区東鷹匠町25 静岡学園中学校・高等学校)

2014年09月30日
【Vol.10】新!静学からの挑戦状(解答)
 「命」については除外します。と書きました。当然誰にとっても自分の命、家族の命、誰の命も掛け替えのない大切なものであることは間違いないからです。私には、その他君達はどんな物(事)を大切に思っているのか、大事にしているのか「価値観」を問いたいと思ったからです。「人生観」と「価値観」は深く関係していますが、歳を重ね色々なことを経験する中でこの2つも変化していきます。当然です。いつも自分にとって大切にしたい物(事)は何なのか問いつつ学び生きてください。

 さて、66年生きてきた私が大切だと思っていること。いっぱいあります。どこに視点を置くかにもよるのですが、それでも答えなさいと言われれば「平和」、「自由」、そして「平等」、人間として誰にも与えられているはずの「基本的人権」と言っても良いかもしれません。でも現実は「戦争や紛争があり」、「自由を束縛され学ぶことも出来ず」、「様々な差別が横行し、格差も拡大しています。」さらに憂えるのはテロリズムなど人間が意識的に引き起こす人災だけでなく、人間の力ではどうしようもないと思われる大地震や火山の噴火、異常気象による大雨や竜巻、そしてエイズやエボラ熱のような感染症など、私たちの周りにはいつ何が起こるか分からないという不条理に対する不安があります。先行きの分からない混とんとした状態への不安です。

 そこで、前者の「平和、自由、平等」については、これらを守ろうとする強い信念と意志を持ってほしい。そして、後者、不条理な出来事に対して、どの様な苦難に遭遇しても、時間は掛かるかもしれませんが、あきらめずに人々の絆と人々の叡智(えいち)を信じ、暗闇の中から光を見いだすことの出来る「生き抜く力」を培ってほしいと思っています。
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