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SGT「おくすり110番~薬学生と一緒に学ぼう~」

 7月1日(土)に『SGT教養講座 おくすり110番 ~薬学生と一緒に学ぼう~』を行いました。名城大学薬学部の野田幸裕教授と薬学生6人をお招きし、薬学部や薬剤師についての講義と、薬についての体験実験を行なっていただきました。第1部の講義には中学生と高校生あわせて59名、その中から40名が第2部の体験実験に参加しました。

 第1部の視聴覚室での講義では、薬学部ではどのようなことを学ぶのか、薬剤師の仕事についてなどを詳しく説明していただきました。薬剤師には薬の知識だけでなく、医療や介護などの幅広い知識や、患者とのコミュニケーション能力などが必要であるということを学びました。また、マウスを使った心理社会的ストレスの実験なども紹介していただきました。

 第2部の化学実験室での体験実験では、薬の飲み合わせについて3つ実験を行いました。貧血の治療などにつかわれる鉄剤をお茶に入れると黒くなる、うがい薬とビタミンCを混ぜると色が透明になる、胃薬とオレンジジュースを混ぜると二酸化炭素が発生してしまうといった現象を実際に見ることができました。薬の飲み合わせを間違えると、薬の効果が期待できなくなるということを実際に目にすることで、薬の飲み合わせについて理解することができました。薬は用法・用量を守って、正しく飲むことが大切だとわかりました。

 また、化学実験室は定員が40名のため、第2部の体験実験に参加できなかった生徒は、第2部を行なっている間に今回の薬学生の1人である本校の卒業生の加納正暉さんに質疑応答をしていただきました。

 多くの生徒が、薬や薬学部について楽しく学ぶことができました。

  • 最初に名城大学薬学部教授の野田先生の講義を聞いています。
  • 本校卒業生の薬学生からアドバイスを受けています。
  • 体験実験の説明を薬学生から受けています。
  • 試験管にお茶と鉄剤を混ぜて「くすり」を「お茶」で飲むとどうなるかの実験をしています。
  • 薬学生の補助も受けながら実験をしています。
  • 最後に教授から体験実験の講評を頂いています。