SGT「スタートアップ起業家による出前講座」
2月3日(土)に『スタートアップ起業家による出前講座』を行い、中学生と高校生合わせて12名が参加しました。株式会社SPLYZA 土井 寛之さん, Ascenders株式会社 川合 裕也さん, フジ物産株式会社 大澤 歩さん 山本 大輔さんのスタートアップの会社でご活躍する講師4名をお招きし、スタートアップや、起業、キャリアについての講義を行なっていただきました。今回の講師の方々はスポーツに関わる事業やアスリートのセカンドキャリアに関する事業を行っており、起業とスポーツの関係についても学びました。
まず、講師の方々の自己紹介と会社紹介があったあと、スポーツをする上で意識していることについてグループワークで話し合い、起業について講師の方々からお話を聞きました。チームワークや自分がどうすればうまくなるのか考えることなど、スポーツをする上で意識することは社会に出て仕事をする上でも役に立つということが、講師の方々の経験談からよくわかりました。仲間を集めて目標に向かって挑戦する楽しさや自分で決断をして実行することができるなど起業のいいところや、起業するというのは特別なことではなく、起業が身近になるように環境を変えることが重要である、起業は人それぞれであり全ての人が持つ選択肢の一つであるなどといった起業についての考え方を学ぶことができました。
また、その後起業に関する質疑応答がありました。起業が何からやればいいかわからないという質問には「一人で全てをやるのは難しいので、まずは一緒に起業する仲間集めから。そして起業にはエンタメと課題解決の2種類があり、エンタメは難しいので普段から社会の仕組みなどに目を向け、自分が面倒くさいと思う点を集めておくとアイデアのヒントになる」と答えてくださいました。
次に、アスリートのセカンドキャリアについて、アスリートが困る点とどうしたらセカンドキャリアが成功するかをグループで考えました。生徒からはアスリートはスポーツにずっと打ち込んできたため、社会経験が少ないから困るのではないかという意見が出ましたが、講師の方は「もちろん最初は全く何の経験もないから、パソコンやメールができなくて困る。しかし調べて、ずっとやっていけばいずれできるようになる。重要なのは、みんながテストや試合に向けて準備するのと同じようにアスリートもセカンドキャリアについて準備をすることだと思う。」と教えてくださいました。
その後、キャリアについて質疑応答を行い、最後に講師の方々からお話をいただいて講義は終了となりました。「この先、大学や仕事などさまざまな決断をすることになるが、まずは人生の目標という大きいところを決めると良い。」、「起業家にとって最も重要なことは人間性と人脈で、とにかくまず行動し、チャンスに飛び込むことが大切である。」、「さまざまな意見をまずは吸収すること。」など、起業しようとする人だけではなく全ての人にとって大切な『アントレプレナーシップ(起業家の考え方)』を学ぶことができました。参加した生徒たちも真剣に考え、活発に話し合いをすることができ、とても充実した2時間となりました。
- 4人のスタートアップ企業家を迎えました。山本さん(右)が進行役で講座が始まります。
- 6人ずつのグループに分かれて自己紹介と、スポーツなどの練習する上で意識していることを話し合います。
- それぞれのグループで意識して取り組んでいることを代表生徒が発表しています。これが起業する上で大切なことにつながっています。
- 2つ目のテーマは「アスリートがセカンドキャリアで困りそうなことは何か。成功するためにはどうしたらよいか。」について意見を出し合っています。
- それぞれのグループで話し合ったことを発表しています。発表内容について、このあと4人の起業家からコメントを頂きます。
- 4人の起業家から起業に必要なことや大切なことを聞きます。最後には質疑にも応答して頂きました。