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第58回開校記念式・記念講演を挙行

 5月26日(金)、静岡市民文化会館にて第58回開校記念式・記念講演を挙行しました。全校生徒が一堂に会しての開催は4年ぶりとなり、式典と講演を無事執り行いました。

 第一部の開校記念式典式辞において校長の鈴木から、「本校設立から半世紀以上が経ち、その歴史を振り返り、創立者「牧野賢一」先生の人生を紹介する中で、本学園への気持ちと決意を新たにしてもらいたい」と話がありました。本校の歴史と伝統を誇りに思うと同時に努力を重ね、勉強や部活動・SGT・学校行事等を通して時代や社会の要請に応えうる知識や能力を身につける必要について述べられました。生徒諸君はコロナ禍やウクライナ情勢と混迷化が進む21世紀を生きていくために、心身共に逞しい人間に育ってください。

 第二部の記念講演には、立命館大学大学院 先端総合学術研究科 教授の小川さやか先生をお招きし、「新しい未来を切り拓く想像力のタネ」を演題として90分のご講話をいただきました。講演では、講師の主著『チョンマンションのボスは知っている』のメインテーマであるアンダーグラウンド経済には触れず、「文化人類学事始」として、身近に溢れる事例を取り上げながら、「贈与」に纏わるニンゲンの営みが示すものを分かりやすくお話しくださり、文化人類学に留まらず、価値観の吟味や転倒を本旨とする人文知の本質を貫く力や、射程を伴ったお話しを聴講することができました。講演後の座談会には5名の生徒が足を運び、サインペンを持って図書館に駆けつけた生徒、小川先生の著作を手にする生徒がいて、小川さやか先生との記念撮影をおこないました。