SGT「高校生のためのプログラミング講座」
8月22日より5日間に渡り「高校生のためのプログラミング講座」を実施しました。講師は、Programming School、D-schoolの須藤創一先生です。
この講座ではRobloxというプログラミング言語を用いて、オリジナルのゲームを作成しました。
最初に、プログラミングの例題として「アスレチックゲーム」という、かつてのスーパーマリオのような3Dゲームをプログラミングしながら、プログラミングの考え方や構造、プログラミング言語のコードの記述などを習得していきました。
画面上では、スタート地点とゴール地点を設定し、ゴールにはゲートを作成し、ゲートを通過するとステージクリアとなるようにプログラミングしていきました。ゲートなどのデザインも自分で自由に作成します。コードを入力し、講師よりコードの解説を聞きながら、プログラムにおける関数、引数、変数について学習しました。これにより、どのようにコードを変えると、どのように動きが変化するかが理解でき、実際にプログラムを実行して確かめながら進めました。
仕組みがわかってくると、少しずつコードを増やし、例えば、ゴールのゲートをくぐると効果音やゴールの周りがキラキラ光るような演出を加えるなど、改良が進みました。
さらに、ギミック(ゲーム上の様々な仕掛け)をプログラミングしていきました。例えば、キャラクターがある部分に触れるとミスとなるようなギミック、ジャンプ台を作成し、ジャンプ台を使うと高く飛べるようなギミック、足場が左右に動くギミック、大砲を発射する台と大砲の設置、経過時間の表示、ゲーム中のBGMなど、かつてのスーパーマリオのようなゲームに近づいていきました。
どのようなプログラミングを行うと、どのような仕掛けを作れるか増えてきました。これらの経験を活かして、いよいよオリジナルのゲーム作りを始めました。10日後の最終日では各自のオリジナルゲームの発表会を行います。発表会に向けて、これまでに習得した内容と想像力を組み合わせて、さまざまなギミックを設定し、ゲームの難易度を上げているようです。
いよいよ最終日は各自のオリジナルゲームの発表会です。一人ずつゲームの特徴や工夫した点をアピールし、実際にプレーしてみます。作成者本人もゲームクリアに苦戦するものもありましたが、どの作品も魅力的で高度な作品でした。発表後は、他の生徒の作ったゲームを実際にプレーし合いました。自分では思い浮かばなかった内容もあり、お互い刺激を受けたと思います。
今回のプログラミング講座とゲーム作成を通じて、プログラミングに必要な知識・思考力・想像力も高まったようです。
- ゴールのゲートをデザインしています。キャラクターが赤い部分に触れるとステージクリアとなるようにプログラミングします
- プログラミングにおける変数・関数・引数について説明を受けます
- コードを入力してプログラムを作っています
- オリジナルのゲームを作っています
- お互いの作品を発表し合います